リハビリテーションを提供するうえで、患者や利用者の状態を的確に把握するアセスメント業務は欠かせません。しかし、リハビリ職・看護職・介護職などが別々のシートで評価を行い、それぞれ紙やExcelで管理している現場では、情報の重複や集計の手間が大きな負担となっているケースが少なくありません。
本記事では、リハビリ現場のアセスメント業務が抱える課題と、効率化のポイントについて解説します。
リハビリ職はFIMやバーセルインデックスなどのADL評価、看護職はバイタルや健康状態、介護職は日常生活の様子など、職種によって収集・記録する情報が異なる場合があります。同じ利用者について複数の職種が情報を記録するため、入力や情報共有の方法によっては業務の重複が生じます。
評価結果を紙のシートやExcelで管理していると、経時的な変化を追ったり、多職種で共有したりする際に、転記や集計などの手作業が発生することがあります。データ量が増えるほど集計に時間がかかり、評価結果の確認や次のリハビリテーション方針の検討が遅れる要因になります。
まずは、事業所内で使っている評価シートを一覧化し、職種間で重複している項目を整理しましょう。共通で使える項目は1回の入力でまかなえるようにルール化することで、記入の手間を減らせます。
アセスメントの結果をシステム上で一元管理することで、多職種が同じ画面から情報を確認でき、情報共有をスムーズに行えます。経時的な変化を自動でグラフ化できる機能を備えたシステムなら、カンファレンスや家族への説明にもそのまま活用可能です。
また、日々のデータをシステム上で整理しておけば、運営指導の際に必要なアセスメント記録や計画書を確認しやすくなり、事前の書類整理にかかる負担の軽減にもつながります。
リハビリ管理システムには、FIMやバーセルインデックスなどの評価尺度に対応した製品があります。評価結果をシステム上で一元管理し、経時的な変化を確認できる製品を選べば、アセスメント結果の整理や共有にかかる負担を軽減できます。計画書や日々の記録と情報を連携できる製品であれば、評価結果をその後のリハビリテーション計画や多職種間の情報共有にも活用しやすくなります。
また、LIFEへの情報提出に対応した製品を選べば、LIFE関連加算の算定に必要なデータの整理・提出にかかる負担の軽減にもつながります。
アセスメント業務は、リハビリの質を担保するために欠かせない反面、運用次第では大きな負担になります。評価項目の重複整理と、データを一元管理できる仕組みづくりが、効率化への近道です。アセスメントの負担を感じている場合は、リハビリ管理システムの導入も選択肢として検討してみてはいかがでしょうか。
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