リハビリ病棟において、医師はチームリーダーとしての業務に取り組んでいくことになります。ここでは、リハビリ病棟での医師の役割と課題について紹介します。
リハビリ病棟ではチーム医療で取り組んでいくのが一般的です。医師はその中でもリーダーとして関わっていくことになります。主な役割は以下の通りです。
リハビリ病棟では医師のほかにも看護師やケアマネジャー、ソーシャルワーカー、セラピスト、介護職などがチームを組んで患者さんのリハビリに取り組んでいきます。
医師はリーダーとしてリハビリの方針を決めなければなりません。チーム全体を管理してまとめる存在です。
各専門職の意見を聞き、リハビリ方法を決定していきます。リハビリでどこをゴールとして定めるかは、患者さんの状態や希望によっても変わってきます。
一人ひとりの状況をよく理解し、できる限り患者さんの望みに寄り添えるようにリハビリの内容を考えなければなりません。
リハビリ病棟では医師の決定をもとにリハビリが進められていくことになります。実際に業務を進めていくにあたり、どのようなことが課題になるのでしょうか。ここでは、代表的な課題と解決策を紹介します。
リハビリ病棟において医師不足に悩んでいる病院は少なくありません。
特に不足しているのが、若い医師です。また、若い医師を採用できたとしても教育する側の医師も不足していることから育成が進まず、戦力になれるまでに時間がかかってしまうこともあります。
「就職してもきちんとした教育が受けられないのではないか」と心配している若い医師もいるため、できるだけ教育体制を整え、採用活動ではその点をアピールしていきましょう。
また、医師不足のために激務となり、患者情報の共有が難しくなってしまうこともあります。こういった課題を解決するのに役立つのがリハビリ管理システムです。
リハビリ管理システムを用いることで患者の情報を共有しやすくなります。業務の効率化にもつながるでしょう。
診療報酬算定のために必ず作成しなければならないのが、総合実施計画書です。医師だけではなく、看護師やリハビリスタッフとともに作成していく形になります。
しかし、記載しなければならない項目が多いこともあり、作成・管理は負担となる業務のひとつです。
リハビリ管理システムの中には、総合実施計画書作成機能が搭載されているものもあります。Web上からそれぞれが該当部分を記載できるシステムだと、作成に関する負担を減らすことができるでしょう。
チーム医療でリハビリに取り組んでいくにあたり、医師はリーダーとしての役割を果たさなければなりません。しかし、リハビリ医が不足している病院が多いため、医師一人あたりの業務負担が大きくなっているケースもあります。
業務負担軽減のためにもリハビリ管理システムを導入してみてはいかがでしょうか。リハビリ管理システムの中には、療法士だけではなく、医師の業務をサポートするシステムが搭載されているものもあります。
リハビリ管理システムについては以下のページでも紹介しているので、こちらも参考にしてみてください。
※Googleで「リハビリ管理システム」と検索をして上位表示された電子カルテ・介護用システムを除く21社を調査し、無料デモンストレーション・導入事例・外部システムとの連携・サポート部門が公式HPに記載されている3社を紹介しています。(2021年12月1日時点)