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電子カルテとの連携

リハビリ管理システムと電子カルテを連携することで、患者様の現状を知り適切なリハビリを提供することに役立ちます。このページでは、リハビリ管理システムを電子カルテと連携するメリットなどについて解説していきます。

電子カルテの役割

いわゆる手書きの「紙カルテ」に代わり、検査や処方などのオーダーや画像を含めた診療記録を電子データとして保管しておくシステムが電子カルテです。

電子カルテは、権限を持ったすべての医療スタッフが入力・閲覧できるシステムで、患者様のすべての情報を管理しています。これまでのカルテと比べると保管スペースが不要となるほか、診察室へのカルテの運搬も必要ないため業務の省力化にも役立っています。

参考元:千葉県匝瑳市公式HP・PDF(https://www.city.sosa.lg.jp/data/doc/1549696321_doc_5_0.pdf

リハビリ管理システムと電子カルテの連携の流れ

患者さんの状態から医師がリハビリの必要があると判断した場合、電子カルテを用いてリハビリオーダー・総合実施計画書などの書類を用意します。その書類を受けてリハビリスタッフは、具体的なリハビリメニューを作成したり、リハビリ計画の立案をしたりリハビリスケジュールの管理に入るのです。

実施されたリハビリについては、カルテに施術内容の記録がされます。看護師はリハビリスタッフが作成したリハビリメニューの進み具合を確認しながら、患者さんのケアを行います。

連携が行われていることで、医師からのオーダーや実施計画は瞬時に端末で確認できたり、施術メニューや日々の実施記録についても医師が電子カルテ上でチェックできたりするのが特徴。

電子カルテとリハビリ部門システムの連携によって、医師やリハビリ、看護師だけではなく、医事課や地域連携室などの部署が患者さんの情報を確認しあえるのです。

リハビリ管理システムと電子カルテを連携するメリット

リハビリ管理システムと電子カルテを連携することで、診療情報の共有がスムーズになり、業務の効率化を図ることができます。院内でのスタッフ同士コミュニケーションや、カンファレンスの運営などにも役立つと考えられるでしょう。

参考元:千葉県匝瑳市公式HP・PDF(https://www.city.sosa.lg.jp/data/doc/1549696321_doc_5_0.pdf

医師・看護師との情報共有がスムーズに

療養士がリハビリ管理システムから電子カルテを確認することで、患者様の現状に合ったリハビリを行ったり、電子カルテを通して今の患者様に必要なリハビリを医師に提案したりすることも可能です。また、看護師など他職種のスタッフへ患者様の状況を伝える際にも役立ちます。

さらに、医師をはじめとする他職種のスタッフも、電子カルテを通してリハビリ管理システムの情報を確認できることから、各種カンファレンスなどもスムーズに進めることができると考えられます。

参考元:株式会社湯浅製作所(https://www.yuyama.co.jp/column/medicalrecord/electronicmedicalrecord-rehabilitation/

業務効率化によるサービス向上

リハビリ管理システムと電子カルテなどを連携することで、療法士の業務効率化が実現します。療法士が診療報酬を漏れなく算定するためには、帳票類の作成は必須。帳票類の作成は思いのほか時間がかかってしまうことも多いのですが、院内の各種システムをあらかじめ連携しておくことでスムーズに行うことができると考えられます。

帳票作成時間をしっかり抑えることは患者様と向き合う時間を増やすことにつながります。その結果、医療サービスの向上につながるといえるでしょう。

参考元:IJIGEN MEDIA(https://ijigen.jp/media/2019/06/17/

システムの型によって違う
リハビリ管理システムの診療報酬改定への対応

リハビリ管理システムと電子カルテを連携する際の注意点

病院や施設の規模によって異なるのですが、一般的にリハビリスタッフは人数が多いため、端末の数が足りずに取り合いになるケースが生じやすい傾向があります。

しかし、リハビリを行っている間は記録の入力が難しいため、施術の隙間時間に入力したり、施術が一通り終了してから記録をしたりすることがほとんど。

端末を使用するタイミングが多いため、適切な端末台数を確保したり、リハビリの時間に入力できるよう電子カルテカートを導入したりするなど、工夫するようにしましょう。

電子カルテと連携できる
リハビリ管理システムを選びましょう

電子カルテと連携できるリハビリ管理システムを選ぶことで、医師や他職種のスタッフとの情報共有がスムーズになり、業務の効率化を図ることができます。

規模の大きな病院であるほど、電子カルテとの連携は必須です。

システムによって連携可能な院内システムが異なるため、まずは各社に問い合わせしてみましょう。

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リハメイトのポイント
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