リハビリ管理システムにはどのくらいの費用がかかるのでしょうか?どのようなシステムが必要か、台数、機能などによっても価格は大きく変わってきますので、費用体系について説明します。また、医療施設でシステム導入する際に、かかる費用についてもまとめました。
リハビリ管理システムは、患者やスタッフの数、サーバのスペック、導入する台数、ライセンスの数、業務内容などによって大きく価格が変動します。
リハビリ管理システムを扱う各社では、導入費用として最低価格を表示するか、いくつかのプランを提示しています。中にはサブスクリプションや無料で導入できるプランもあるので、各社比較してみてください。
リハビリ管理システムや、リハビリテーション支援ソフトの価格が上下する条件としては、以下のようなものがあります。
ライセンス数によるプランを用意しているリハビリ管理システムもあります。
システムには大きく分けて「クライアント・サーバー型」と「Webシステム型」があります。クライアント・サーバー型とは、クライアントのPC上にアプリケーションをインストールして使うシステム。
一方、Webシステムはインターネットを経由して利用するシステムです。
この違いによっても価格が異なるため、両者のメリット・デメリットと価格をよく検討する必要があります。
医療施設のIT化は年々進んでいますが、病院の規模によって普及率が大きく異なることが厚生労働省の調査によってわかっています。電子カルテの導入で見ると、病床数400以上の病院では85%の普及率ですが、全体で見ると46.7%の普及率です。
院内でも看護支援システムや薬剤部門システム、リハビリ管理システムなど、部署ごとに20〜30種類のシステムが必要で、これらのシステムを構築するには、システムの統合や部署ごとに異なるシステムも必要となります。
さらに、使用継続するためのランニングコストや、導入保守にかかる費用も必要です。
平成18年度の厚生労働省保険局の調査によると、1病床当たりのシステム導入保守費用は、平均62万円程度かかるとなっています。
参照元:【PDF】厚生労働省保険局「(案)平成18年度 医療のIT化に係るコスト報告書」(https://www.wam.go.jp/wamappl/bb13gs40.nsf/0/24d33b2207610a0f49257301000ed10e/$FILE/20070621_1shiryou3_1.pdf)
リハビリ管理システムの費用体系は、各社が最低価格やプランを提示しながら、必要な機能や台数、規模などによって大きく異なることがわかりました。まずはどのようなリハビリ管理システムがあるかを知り、ニーズと照らし合わせてみましょう。
※Googleで「リハビリ管理システム」と検索をして上位表示された電子カルテ・介護用システムを除く21社を調査し、無料デモンストレーション・導入事例・外部システムとの連携・サポート部門が公式HPに記載されている3社を紹介しています。(2021年12月1日時点)