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リハビリ病棟の人材育成

このページでは、リハビリ病棟の人材育成について、課題や解決方法をまとめています。

リハビリ病棟における人材育成の課題とは?

リハビリ病棟における人材育成の3つの課題を解説します。

実践力

リハビリ病棟における人材育成の課題の1つが実践力を身に付けることです。患者の状態や抱える問題、おかれている環境はそれぞれ。実際の現場では状況に応じて他者と連携しながら解決できる実践力が必要になります。

座学などを多く学んできた専門学校を卒業したばかりの新入職員は実践力が不足しています。いかに、現場を経験して様々な状況に対応できるようになるかが重要です。

指導力

指導力も人材育成の課題です。忙しいこと、人手不足を理由に新入職員に対する指導がおろそかになっているというケースは案外多いのではないでしょうか。

しかし、指導力というのは、リハビリ病棟における人材育成でかなり重要なポイントです。新入職員に早くできるようになってほしいからと、適切な指導なしにリハビリを行うと、新人職員が必要な知識や技術を身に付けられないほか、思わぬミスや事故につながりかねません。

高い指導力を確保するためにも、しっかりとした指導制度が必要です。

時間

リハビリ病棟の人材育成は、1年や2年で終わるものではありません。キャリアアップしていくためには、経験年数3年、5年、10年など段階に合わせて知識や技術を学び続ける必要があります。

例えば、1~2年目では疾患や障害を理解し評価ができること、3~4年目では個別性をふまえた評価ができることなどが求められます。

そのため、人材育成は長い目で見て行う必要があるでしょう。

リハビリ病棟の人材育成課題の解決方法

リハビリ病棟の人材育成の課題として、実践力・指導力・時間の3つがあるとご紹介しました。ここでは、それぞれの解決方法を解説します。

勉強会の実施

経験年数が浅い職員であれば、基本の評価や介入の手技を実践でしっかりと身に付けることはもちろん必要ですが、そのほか、自分の考えを他者に伝える練習をするために、勉強会などを定期的に開催することも重要です。プレゼンの機会を増やし、思考を整理し伝える訓練をすると、患者や家族への対応力アップが図れます。

指導制度を導入する

指導力が課題の場合は、先輩職員の誰もが指導を行えるようにするため、指導制度を導入しましょう。おすすめの指導制度が2つあります。

1つ目が新人指導マニュアルを作ることです。臨床やリスク管理、業務マニュアルなどを作成することで、誰もが確実に安心して指導できるようになります。

2つ目が新入職員1人に対し、専属の先輩職員をつけることです。新入職員が気軽に相談できる場を作るだけでなく、新人・先輩職員共に成長できる環境を作れます。

年数ごとに到達したい目標を立てる

人材育成に時間がかかるという課題に対しては、職員のモチベーションや学び続ける姿勢を高めることが重要になります。具体的な対策としては、経験年数ごとに到達したい目標を設定してみましょう。

例えば、1~2年目では、基礎的な知識や技術の習得を目標に指導を行う場合が多いですが、5~6年目では、指導者としての役割や倫理、医療安全上の問題に対応できるなど責任者としての役割、7年目ではチームのリーダーとしての役割などを目標にします。段階ごとに目標を立て、常に学ぶ立場であると意識することで成長していると実感できるでしょう。また、質の高い実践にもつながります。

人材育成にリハビリ管理システムを活用しよう!

人材育成には実践力や指導力、時間などの課題があります。リハビリ管理システムを導入すれば、業務の効率化や作業時間の短縮につながります。多くの時間を治療に費やせるので、患者ケアや新入職員の指導に集中できるようになるでしょう。

以下の記事では、リハビリ管理システムのメリットやデメリットについて解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

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