リハビリ管理システムの独自文書作成機能は、患者のカルテやリハビリの報告書を作成できる機能です。このページでは独自文書作成機能の概要や独自文書作成機能でできることについて紹介します。
独自文書作成機能では、患者ごとの各種文書や諸記録を作成できます。独自の文書フォーマットに対してデータを抽出し、簡単に作成可能です。
独自文書作成機能では、次のような文書を作成できます。
ここでは、上記の文書について簡単に解説します。
カルテには、患者に適切なケアを提供するために必要な情報を記載します。患者の個人情報や医療歴、薬歴、主訴、現病歴、身体検査の結果、検査結果、診断、治療計画、経過記録、同意書、退院サマリーなどが含まれます。これらの情報は患者の健康状態や履歴を理解し、適切な診断と治療計画を立て、患者の進行状況を監視するために欠かすことができません。また患者のケアのみでなく、医療チーム間のコミュニケーションにも必要不可欠なものとなります。
中枢神経系疾患の患者のリハビリテーションでは、リハビリテーション計画を立案する際にカルテからさまざまな情報と検査結果を考慮しなくてはいけません。具体的には、身体検査所見や機能評価、神経学的評価、画像と検査結果、リハビリテーションの目標などを考慮します。これらの要素を評価することによって、機能的な独立性の促進や生活の質の改善など、患者中心のリハビリテーションプログラムを設計可能です。
リハビリ報告書は、リハビリの様子をケアマネージャーや事業所の医師、情報提供を受けた外部の医療機関の医師に宛てて送るものです。厚生労働省が定めた規定の書式や様式というものは存在せず、独自のものを作成して相手に伝わりやすいものにする必要があります。リハビリ管理システムの独自文書作成機能なら、細かな書式や様式を一から作る必要なく手軽に作成可能です。
独自文書作成機能では、総合実施計画書を作成できます。総合実施計画書とは、リハビリテーションを実施するために必要となる書類です。医師や看護師、リハビリスタッフと一緒に作成し、その内容を患者とその家族に説明して同意を得ることで算定されます。患者の入院時のみでなく、月に1回のペースで更新し、そのたびに診療報酬が発生します。総合実施計画書に記載する項目は以下の通りです。
患者の状況を細かく把握するための記載項目があり、これらの項目を詳細に記載することにより、より明確なチーム目標を立てられます。
独自文書作成機能のメリットは以下の通りです。
独自文書作成機能は、リハビリ管理システムに登録した情報を一元管理し手軽に文書を作成できる特徴があります。これにより情報共有やデータ管理が容易になるでしょう。
リハビリ管理システムの独自文書作成機能では、患者のカルテやリハビリ報告書、総合実施計画書などさまざまな文書を手軽に作成できます。この機能を活用することで、文書の作成が容易になるのみでなく、情報共有やデータ管理も効率化できるでしょう。当サイトではおすすめのリハビリ管理システムを解説しているため、リハビリ管理システムをお探しの方はぜひ参考にしてみてください。
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