リハビリ管理システムに搭載されている主な機能をご紹介します。各システムによる機能の違いはありますが、基礎知識としてどんな機能があって、なにができるのか、導入前に知っておきましょう。
リハビリ管理システムの機能は、基本的な機能から独自のものまでさまざまです。まずは多くのシステムに共通する基本の機能を解説していきます。
患者の基本情報を入力・管理できる機能です。氏名や生年月日、住所などの基本的なものから、病歴や入退院情報、算定区分や起算日など処方管理などが登録できます。
患者情報はリハビリを行う上でも重要になるため、症状や現在のリハビリ状況など細かく登録しておくのがおすすめです。
機能評価は、患者様の身体的な機能を把握するうえでは欠かせないものです。機能評価にはFIM、BI、ROM、MMTなどさまざまな項目があります。
リハビリ管理システムは、これらの機能評価にも対応しています。
多くのスタッフを抱えるリハビリ部門では、各スタッフのスケジュール管理も重要になります。
システムによっては、出退勤管理からリハビリの予定、院内の会議やカンファレンスなどのスケジュールもシステムで管理可能です。紙やエクセルで個別に管理するより、スタッフ全員が確認できるリハビリ管理システムで勤怠管理まで行うことで、シフトの調整やスケジュールの作成が簡単になります。
リハビリ管理システムには、データ入力した情報を帳票にして出力できる機能があります。
リハビリ予定一覧や実施件数、病棟別や疾患別などさまざまな視点からの集計表などが出力できるので、カンファレンスや会議などの資料として活用することも可能です。
リハビリ管理システムでは、リハビリやカンファレンスに必要な患者情報、処方情報、実施情報などのデータを出力できます。出力方法はシステムによって異なりますが、Excelシートに出力できるシステムが多いです。
出力項目や条件などを細かく設定できるリハビリ管理システムもあり、資料作りなどにも役立てられます。
希望休を反映させたり出来上がったシフトを変更したりと、スタッフの数が多ければ多いほどシフト管理の負担は大きくなってしまいます。
リハビリ管理システムは、このような悩みを軽減してくれる機能を搭載しています。
基本的な機能だけでも業務の効率化は図れますが、「こんな機能があったら便利!」「うちの病棟に合わせて、この機能を搭載してほしい」というプラスアルファの機能に対応しているシステムも。
オプション機能として搭載されることが多い、あると嬉しいリハビリ管理システムの機能についてご紹介します。
リハビリ管理システムには、リハビリの予定を自動で作成してくれる機能があるものがあります。患者様の治療予定を確認しながらスケジュールを組んでいくのは、とても時間のかかる作業です。リハビリスケジュールの作成を補助してくれるこの機能があれば、業務の効率化やミスの削減につながります。
リハビリ動画の共有を管理してくれる機能は、療法士だけではなく、医師や看護師などにとっても大変役に立ちます。
実際にリハビリをしている現場を見られない多職種のスタッフにも情報を共有できるため、カンファレンスに役立つほか、申し送りなどもスムーズに行えます。
訪問リハや通所リハがある病棟や老健施設など、介護保険の患者管理ができる機能です。
医療機関に併設された介護保険施設や介護医療院などでは、介護保険に対応しているリハビリ管理システムが役に立ちます。
リハビリを行うにあたり、療養士や医師、看護師などが患者様とともに、目標設定や方向付けを行う目標設定機能。
リハビリ管理システムの目標設定機能を使うことで、患者様のADL評価の目標設定支援の管理に役立てることができます。
リハビリ管理システムに求める機能は、病棟や職場の規模によって異なります。搭載された機能を存分に活かし、効率よく業務を進めるためには、自分の職場に合うリハビリ管理システムを選びましょう。
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