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クラウド型のリハビリ管理システムとは?

クラウド型のリハビリ管理システムは、通常のリハビリ管理システムと違いクラウドを活用することができます。ここでは、クラウド型リハビリ管理システムの特徴や事例について紹介します。

クラウド型リハビリ管理システムの特徴

仮想環境で運用するため低コスト

クラウド型リハビリ管理システムは、サーバー・ハードウェア・ソフトウェアといった通信接続環境を自社で用意する必要がなく、拡張可能な「仮想環境」を構築したうえで運用します。

自前で設備を用意する必要がないため、システムの導入にかかる初期費用・維持費がそれぞれ抑えられ、コストをかけずにリハビリ管理システムが利用できます。

屋外や出先での作業も可能になる

クラウド型システムは、スマートフォンやノートパソコンといった媒体があればどこからでも操作できます。

突然の変更や確認が必要になったときも随時アクセスして必要な処理が行えるほか、介護記録の閲覧確認やケアプランの作成など、テレワーク作業にも対応可能です。

業務の効率化で余計な手間を省く

システムには、ドキュメント・画像・動画が添付できるものもあり、リアルタイムにリハビリの状況を伝えることができます。文章で打ち込む手間をかけずに、誰がどのような状態であるかを伝えられます。

勤務表や日報・月報、計画書や評価表といったデータはクラウド上でリアルタイムに連動するため、手書きでの情報の転記が不要です。

スタッフ全員で情報を瞬時に共有しながら、会計システムや電子カルテとの連動によって事務作業を効率化できる点が大きなメリットです。

クラウド型リハビリ管理システムの事例

株式会社インタートラスト「まもる君クラウド」

株式会社インタートラストの「まもる君クラウド」は、サーバーなどを設置する必要がなくケアプランの作成や請求業務、介護記録の記入や修正をタブレットやスマートフォンから行える介護ソフトです。

厚生労働省が推奨する「新リハビリテーション計画書」に対応しており、興味・関心チェックシート・リハビリテーション計画書・リハビリテーション会議録・プロセス管理票・生活行為改善リハビリテーション実施計画書などの作成が可能。

充実の介護記録に加え、介護予防サービスも標準搭載。ユーザーIDの複数登録で、他社サービスとの連携による集金代行会社や銀行とのデータ連動もスムーズです。

株式会社リハサク「REHASAKU」

株式会社リハサクが提供する「REHASAKU」は、医療機関や治療院で勤務するセラピストの運動指導をサポートするための運動療法クラウドシステムです。豊富な運動メニューから利用者の症状、困り事に適したエクササイズを処方できます。

利用者の痛みの状況や推移、エクササイズ実施状況はアプリから取得でき、治療の効果判定もオンライン上で行えます。

REHASAKUには、姿勢を評価する「AI姿勢分析」機能も搭載しています。2つの方向からの撮影データを参考に骨格ポイントを自動検出し、一人ひとりの姿勢パターンを可視化して、運動療法クラウドとの連携によって姿勢改善に適したエクササイズの処方ができます。

まとめ

クラウド型リハビリ管理システムは、自社でシステムを運用する必要がないため初期費用や維持費がかからず、低コストで情報を一括管理できるシステムです。

電子カルテなどのデータとも連動させられれば、リハビリテーションの実施・記録・請求業務までをスムーズに管理できるので、費用対効果を考慮してシステムを導入してみてはいかがでしょうか。

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