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リハビリ病棟に必要なチームアプローチ

リハビリ病棟に必要なチームアプローチ。このページでは、チームアプローチが必要な理由や展開するためのポイントについてまとめています。

リハビリ病棟にチームアプローチが必要な理由とは?

まずチームアプローチとは、患者やその家族の希望、目標が達成できるように、医師や看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、相談員、管理栄養士、薬剤師などの専門職が、協働しながらサポートすることです。チームアプローチは、リハビリ計画を達成するために重要になります。

例えば、自宅で家族と一緒に暮らしたいという患者に対して、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士が患者1人1人に合わせたリハビリを提供するだけでは希望は叶えられません。

その他に、身体の状態に合わせた栄養管理を行う管理栄養士、薬についての相談や説明を行う薬剤師、血液や尿検査などの臨床検査を行う臨床検査技師などが協働して初めて、目標を達成できるようになるのです。

リハビリ病棟でチームアプローチを展開するためのポイント

患者や家族の希望を叶えるために欠かせないチームアプローチ。リハビリ病棟でチームアプローチを展開するためのポイントを2つ紹介します。

カンファレンスと情報共有

まず大切なのが、カンファレンスと情報共有です。カンファレンスとは、患者を担当する各分野の専門スタッフが集まり、目標設定や退院に向けたプログラムの進み具合を確認・修正・決定する会議のことです。入院してすぐに、様々な職種間で状態の評価や判断を行い、退院後の生活をイメージしていきます。

この際、共有する情報は、疾病や合併症、機能障害、能力障害など基本的な情報はもちろん、リハビリのプログラムや進捗状況、短期的・長期的目標など多岐に渡ります。

治療に関わるすべての職種が膨大な情報を正確に把握し、問題点や課題に対して、誰が・いつ・どのように実施するかを決めるためにも、数週間おきなど、定期的なカンファレンスを行いましょう。

退院後のサポート

チームアプローチでは退院後のサポートも重要です。退院時に障害が残る方は多くいます。患者やその家族が不安を抱えた状態では、新たに生活を始めていくことはできません。退院後の生活はどうか、家族の介護負担はどれくらいか、どのようなリハビリが必要かを考え、支援していくことが必要です。地域とも連携しながら、患者の不安にチームで寄り添い、サポートしていきましょう。

チームアプローチにリハビリ管理システムを活用しよう!

チームアプローチは、患者やその家族の希望、目標の達成のために欠かせません。リハビリ病棟でチームアプローチを行っていくためには、定期的なカンファレンスで情報を確実に共有し、だれがどのような対策を行っていくのかを考えていく必要があります。膨大な情報を管理・共有する際に役立つのが、リハビリ管理システムです。リハビリ管理システムを導入することで、患者情報の管理をスムーズに行えるようになり、ペーパーワークの手間や情報伝達ミスを減らせます。

以下の記事では、リハビリ管理システムのメリットやデメリットについて解説しています。気になる方はぜひチェックしてみてください。

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