このページでは、リハビリ病棟に必要な管理栄養士について解説します。管理栄養士が必要な理由や、具体的な役割についてまとめているので、参考にしてみてください。
なぜリハビリ病棟に管理栄養士が必要なのかというと、患者の身体の回復のために、栄養管理が重要だからです。
これまで、病院で勤務する管理栄養士の役割は、入院患者の給食の管理にとどまっていました。しかし、現在は、入院患者の栄養管理の比重が大きくなっています。また、将来的には、治療効果を高める栄養素の提案、医師・看護師の負担軽減などの面で、管理栄養士には、入院患者の栄養管理が求められるとされています。
医療機関からの報告の中には、特定機能病院で患者80人に対して1人の管理栄養士を配置している病院よりも、患者40人に対して1人の管理栄養士を配置している病院の方が在院日数が少ないというデータがあるということです。
実際に2018年度の診療報酬改定では、回復期リハビリテーション病棟での患者の栄養管理を充実させるため、同入院料1を算定する病棟では、専門の管理栄養士を1人以上配置することが努力義務とされました。
これから、リハビリ病棟において管理栄養士の役割は大きくなっていくと考えられます。
リハビリ病棟における管理栄養士の役割について紹介します。
まず1つ目の役割が、入院患者の給食管理です。これまで管理栄養士は、給食の管理を通常業務として病院に配置されていました。
入院している患者様には、病状が悪かったり、大きな手術をしたりで食欲がなく、低栄養の方が多くいます。そのため、給食によって栄養状態を良くし、リハビリの効果を高めていくことは重要です。
管理栄養士は、栄養や食事に精通した医師のもと、献立を作成していきます。また、治療食では、患者様1人ひとりの症状に合わせ、食事量や食事形態、食事回数などを考慮して提供していきます。
また、日によっては、外来で栄養指導や栄養相談を行う場合もあります。食事療法が必要な方や、化学療法中の方、栄養管理が上手くできない方などに対して、対象疾患に合わせた食事療法の提案や、食習慣・生活スタイルの提案、調理法や献立の提案を行っていきます。
将来的に大きくなっていくのが入院患者の栄養管理の役割です。これまで、医師の指示で献立を作成することが多かった管理栄養士。現在は、リハビリテーションの総合計画書に栄養の項目として、栄養状態や必要な栄養量、摂取栄養量などの項目が追加され、管理栄養士もチーム医療の一員となっています。
管理栄養士がカンファレンスに参加するリハビリ病棟も増え、栄養や食事の摂り方などについて発言する機会も増えているということです。
また、医療安全の強化や医師・看護師の負担軽減の役割も今後は担っていくことになります。入院から退院後の生活まで、医師や看護師などのチームと連携して、栄養管理全般を行っていくことが必要です。
リハビリ病棟に必要な管理栄養士について解説してきました。これまで、病棟の管理栄養士の役割は、医師などの指示のもと、給食の献立を作成することにとどまっていました。しかし、「管理栄養士の栄養管理が入院患者の在院日数を減少させる」という報告もあるなど、栄養面の効果も重要視されてきています。
将来的に管理栄養士は、医療安全を強化し、医師や看護師の負担を軽減する役割も求められるでしょう。
管理栄養士が入院患者の栄養管理を行っていくうえで、チーム医療は欠かせません。情報共有を正確に、効率的に行うために役立つのがリハビリ管理システムです。デジタル化によって患者情報の管理がしやすくなるので、チーム内での情報共有をスムーズにしてくれます。
以下の記事では、リハビリ管理システムのメリットやデメリットについて解説しています。ぜひ参考にしてください。
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