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勉強会が大変

理学療法士はさまざまな臨床例へ柔軟に対応するため、勉強会を通して知識と技術のアップデートを行っています。業務を行いながら勉強会にも参加しなければならず、大変さを感じる人も少なくありません。

実際に、理学療法士の勉強会はどのくらい大変なのでしょうか?その理由や勉強会の内容などを紹介していきます。

理学療法士は就職後も勉強が必要

理学療法士は、就職後も勉強を続けなくてはならない職業です。学生時代に習得した知識は基礎的な内容のみなので、現場に出てから学ばなければならない知識や技術が増えてきます。

医療分野・リハビリ技術は進歩し続ける

医療が日々進歩していくのに比例して、リハビリ分野でも常に新しい技術や知識が生まれています。従来の方法よりも効果的な治療が次々と発表されているので、理学療法士はリハビリのスペシャリストとして専門性の高い治療にあたる役割が期待されるでしょう。そのためには、業務をこなしながらでも勉強会に参加しなければなりません。

仕事が忙しい中での勉強をプレッシャーに感じることも

理学療法士の仕事はリハビリだけでなく、カルテ作成や書類作成など多岐にわたります。仕事量も多い職業なので残業が必要な日も多く、そんな中でも医療分野・リハビリ技術の勉強を行わなければなりません

忙しい中で勉強を続けないとならないなどのプレッシャーも、大変さや辛さを感じる要因の1つといえるでしょう。

理学療法士の勉強会にはどんなものがある?

理学療法士の勉強は、大きく「技術・知識を補うもの」と「スキルを磨いていくためのもの」の2種類に分けられます。具体的にどのような勉強をしていくのかをチェックしておきましょう。

技術・知識を補うもの

技術・知識を補うことを目的とした勉強会は、個人のスキルアップを図る勉強会よりも学術的な知識の習得に重きを置いているでしょう。学校で基礎知識を身につけていても、就職先が医療機関なのか介護施設なのかによって求められるスキルが異なります。

この勉強会は技術と知識の習得だけでなく、理学療法士の在り方に関する理解を深めるのにも有効です。自分の仕事を良く知ることで、モチベーションアップにもつながるでしょう。

スキルを磨いていくためのもの

技術・知識よりも個人のスキルアップを図る勉強会も開催されています。医療分野ならびにリハビリ分野は常に新しい治療法などが発表されているので、積極的に参加して損はありません。また、実務経験の浅い時期には、勉強会を通して理学療法士の土台を固めることができます。

また、実技訓練やグループワークによって他の人とコミュニケーションをとる機会が多いのも、スキルアップを目的とする勉強会の特徴です。スキルの共有を行うことで、より幅広い業務に対応できる理学療法士へ近付けます。

【番外編】理学療法士が講師として参加する勉強会も

地域の住民を対象にした健康レクレーション、リハビリテーション講座など社会的な事業を行うにあたり、理学療法士が講師として参加することもあります。

また、地域のスポーツイベント開催時に勉強会を実施することもあり、理学療法士は個人のスキルアップを図る以外の勉強会に参加する機会があるでしょう。

理学療法士の勉強会の意義

理学療法士としての知識をつけ、技術を高められる

理解療法士は勉強会に参加することで、今まで聞けずにいた疑問を講師に質問することができます。また、知らなかった効率的・効果的な方法を学ぶこともできるため、理学療法士としてのスキルアップに繋がります。

業務の対応幅が広がる

勉強会に参加することにより、幅広い業務に対応できる力が身に付きます。理学療法士は基礎的な運動能力改善をサポートする仕事です。病院での勤務だけでなく、地域スポーツへの参入や住民の健康増進、介護予防の支援を行うなど活動の幅が広がりつつあるため、求められたときにすぐ対応できるよう知識や技術を身につけておきましょう。

同じ理学療法士でも、違った分野で働く人の技術も学べる

理学療法士の中でも、病院でのリハビリ担当や健康講座講師、スポーツ支援など幅広い活動があるため、勉強会に参加することで様々な理学療法士と出会うことができ、自分とは異なる分野の人と交流する機会が生まれます。知識や技術を共有することにより、新たな気づきを得られるでしょう。

理学療法士の勉強会は残業扱いになる?

労働基準法上は、勉強会の性質によって残業かそうでないか決められる

労働基準法では、業務上参加が義務付けられている研修や勉強会は労働時間に該当するとされています。一方、就業後の勉強会で参加を強制していないケースについては、労働時間に該当しません。

自ら会社や上司・先輩に依頼して勤務時間外に勉強会を実施する場合も、強制されているものではないため労働時間に該当されません。つまり、参加が強制されているかどうかが判断基準となるのです。

施設によって、認識はまちまち

参加が義務付けられていなくても、参加しないことによって不利益を被る場合もあります。給料や人事評価に影響してしまう場合は、労働時間に該当するとの判断になりかねません。

勉強会を時間外にすると、残業として扱うか、強制かどうかが難しくなります。施設によって認識は異なっており、労使間の認識の違いによるトラブルも起こりがちです。勉強会をどのように取り扱うのか明確化することが大切となります。

勉強会はどこで実施されている?

日本理学療法士協会

日本理学療法士協会では理学小療法士の生涯学習支援のための講習会や研修会を開催しています。認定理学療法士や専門理学療法士などの資格が取得できるプログラムも開催しており、勉強会は日本理学療法士協会のホームページから申し込みが可能です。

また、スキルアップだけでなく企業支援などのセミナー、研修会など幅広い内容を提供しています。

eラーニング

全国どこからでも受講できるeラーニングでも、理学療法士のためのコンテンツを提供しています。新型コロナウィルスの流行により中止や延期となった研修会や勉強会があった場合でも、eラーニングを利用することで学習が可能です。

こちらは日本理学療法士協会が提供しているコンテンツであり、介護予防推進リーダーや認定必須研修会などの内容もあります。

自治体

各自治体の理学療法士協会が実施している勉強会もあります。自治体の理学療法士協会のホームページで確認が可能です。また、自治体の勉強会は日本理学療法士協会で取り上げていない地域の実情に沿ったテーマも取り扱っていますので、ぜひ情報をチェックしましょう。

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