ここでは、リハビリ病棟におけるロービジョンケアの概要と実施上のポイントを解説します。
ロービジョンケアとは、視覚に障害のある方に対し、視覚の不自由を軽減するための支援を行うことを指します。たとえば次のような方は、ロービジョンケアの対象となることがあります。
リハビリ病棟においてロービジョンケアを行う目的は、視覚機能の改善を図り、日常生活に支障が生じないようにすることです。視界が良くなければ文字や周囲のものが見えにくいだけでなく、転倒やつまずきの危険性も増します。ケアにより、患者の生活の質(QOL)の向上を図り、リスクを軽減することが目的です。
ロービジョンケアは主に3つの方法によって行われます。
拡大鏡や遮光メガネなどの視覚補助具を選定し、日常生活に支障が出ないよう使用訓練を行います。これらの補助具を利用しても不安が残る方には、個別相談や歩行訓練・点字訓練などの支援が行われることもあります。さらに、視覚障害に関する社会福祉制度についての相談にも対応しています。
リハビリ病棟におけるロービジョンケアでは視能訓練士がメインとなってリハビリを行いますが、地域内の視能訓練士が連携して、リハビリの質を高める取り組みが求められています。たとえば、勉強会の開催やリハビリに役立つ情報の発信などが挙げられます。
視能訓練士同士だけでなく、多職種連携を行うこともポイントのひとつです。教育関連機関や労働関連機関、支援団体との連携をとることにより、ロービジョンケアを受けている方に対してより実践的なケアの実現が期待されます。
リハビリ病棟でのロービジョンケアでは、リハビリ管理システムを導入することもポイントのひとつとなります。リハビリ管理システムは視能訓練士の事務作業をサポートする存在であり、患者情報やリハビリスケジュールの管理、実績や機能評価の記録などを一元的に行えます。導入することにより、リハビリ病棟でのロービジョンケアがより円滑に進められるようになります。
リハビリ病棟でのロービジョンケアでは、地域連携や多職種連携が必要となります。しかし連携には、患者情報の共有が欠かせません。リハビリ管理システムを活用すれば情報管理がしやすくなり、連携先との情報共有も容易に行えるようになります。ただしリハビリシステムにはさまざまな種類があり、導入するにはリハビリ病棟におけるロービジョンケアに適切なシステムを選定する必要があります。
以下のページではリハビリ管理システム選びを成功させるためのポイントを解説していますので、ぜひ参考にしてください。
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