ここでは、リハビリ病棟における災害対策の概要と要点を解説します。
リハビリ病棟における災害対策とは、大規模災害発生時に、医療従事者の役割・行動場所・行動内容を明確化し、適切な支援を提供するための準備と体制づくりです。たとえば災害の際の安全確保や安否確認、避難のための方法、救護活動のために必要な措置を検討し定めます。
災害対策の目的は、災害発生時にもリハビリテーション支援を継続的に提供できる体制を確保することです。被災した方の中には、補装具や福祉用品を使用している方がいるかもしれません。そのような方々に対して必要な物品を手配したり、充当したりすることにより被災した方々の生活と健康を維持することには大きな意義があると言えるでしょう。
災害対策は4つのフェーズに分かれ、それぞれで以下のとおり対応します。
第1フェーズでは、リハビリテーション医療体制を確保し、対象者の状況把握を行います。第2フェーズでは廃用症候群の予防に努めながらリハビリテーションサービスを提供し、第3・第4フェーズでは施設機能の再建と地域連携の強化を図ります。
リハビリ病棟において災害対策を行うなら、平時より事前準備を進めていくことが大切です。災害対策委員会を設置し、マニュアルを作成したら、定期的に点検しながら改善を重ねていきましょう。学会や研修会を通じた教育・啓発活動、行政との連携体制の構築も重要です。
情報管理を効率的に行える体制の整備も、災害対策において重要な要素です。諸団体や被災地関係機関との連携も必要となるため、情報共有システムを整備しておくことは必要不可欠と言えます。リハビリ対象者の把握や各所との連絡がスムーズになります。情報管理の手段としては、リハビリ管理システムの導入が有効です。
リハビリ病棟における災害対策では、廃用症候群の予防と継続的なサービス提供が重要な課題となります。リハビリテーションを必要とする方には継続的なサービス提供が求められます。リハ対象者の状況を把握すること、施設でのサービス提供を継続できるよう努めることが重要となるためです。しかし、災害時には情報管理が困難になる場合があります。この課題を解決するため、平時からリハビリ管理システムを導入し、災害時にも機能する情報管理体制を構築することが推奨されます。
以下のページではリハビリ管理システム選びで成功するための4つのポイントをご紹介していますので、導入の際の参考にしてください。
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