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リハビリ病棟の夜勤体制

本記事ではリハビリ病棟における夜勤の課題と、課題を克服するための対処法について解説します。

リハビリ病棟の夜勤体制に関する課題

夜勤体制が敷かれているリハビリ病棟にはさまざまな課題があります。たとえばスタッフへの負担が蓄積することで、過労死リスクが懸念されるケースもあります。夜勤体制を取っている医療機関では、時間外労働が月60時間を超えるケースも見られます。

月60時間以上の時間外労働、しかも夜勤であることを含めると時間外労働は過労死の危険レベルに達しています。集中力が低下することにより、医療事故に発展する可能性も考えられるでしょう。

参照元:
【PDF】日本看護協会「夜勤・交代制勤務に関するガイドライン」 (https://www.nurse.or.jp/nursing/home/publication/pdf/guideline/yakin_guideline.pdf)(10-17ページ)
【PDF】三朝温泉病院「ワーク・ライフ・バランス推進活動」http://hosp.misasa.tottori.jp/about/committee/img/wlb_2015-4.pdf)(10ー11ページ)

その他、リハビリ病棟での夜勤スタッフでは「バーンアウト」に至る方もいます。バーンアウトについては以下で詳しく解説していますので参考にしてください。

リハビリ病棟におけるスタッフのバーンアウト
を見る

リハビリ病棟の夜勤の課題に対する解決策

勤務の拘束時間を空ける

夜勤勤務はスタッフの体に負担がかかるため、夜勤体制のあるリハビリ病棟では、拘束時間をなるべく短くする工夫が求められます。目安としては13時間以内が理想とされています。

参照元:【PDF】厚生労働省「夜勤・交代制勤務を中心とした労務管理の留意点について」(https://jsite.mhlw.go.jp/shizuoka-roudoukyoku/var/rev0/0087/6380/koyou3_1.pdf)(7ページ)

勤務と勤務の間の時間をしっかりと設ける

交代制勤務では、勤務間隔が十分に取れず、勤務と勤務の間が短時間になるケースがあります。たとえば、夜勤の翌日に日勤が入るといったケースが典型です。日本看護協会のガイドラインでは、勤務間隔は11時間以上空けることが推奨されています。

参照元:【PDF】厚生労働省「夜勤・交代制勤務を中心とした労務管理の留意点について」(https://jsite.mhlw.go.jp/shizuoka-roudoukyoku/var/rev0/0087/6380/koyou3_1.pdf)(7ページ)

人員を増員する

スタッフの負担を軽減するには、人員の増員も一つの方法として検討されます。人員が増えれば拘束時間を短縮したり勤務と勤務の間の時間を空けたりできるようになるでしょう。人員不足によりスタッフに負担がかかっているようであれば、人員の増員を検討してください。

DX化を推進する

DX化推進もリハビリ病棟夜勤体制における負担軽減手段の一つです。たとえばリハビリ管理システムを導入することがあげられるでしょう。リハビリ管理システムには、関連スタッフとの情報共有をスムーズにする機能や、リハビリ計画を自動で作成する機能など、業務効率化を支援するさまざまな機能が搭載されています。

夜勤のためにもリハビリ管理システムを活用しよう

リハビリ病棟における夜勤体制は、少なからずスタッフの身体に負担を強います。本来であれば休んでいる時間に、通常よりも長い時間帯での勤務が充てられるためです。

スタッフへの負担軽減を試みるのであれば、スタッフが十分に休めるように勤務体制を考慮することと、DX化を推進することが対処法となるでしょう。しかしリハビリ管理システムの導入を成功させるには、選び方のポイントを知っておくことが大切。以下の記事でシステム選び成功のための4つのポイントを解説していますので、ぜひ参考にしてください。

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