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リハビリ病棟における賃上げ

ここでは、リハビリ病棟で働く職種の平均賃金とリハビリ病棟における賃上げについて解説しています。

リハビリ病棟における職種間の賃金格差

リハビリ病棟では、さまざまな職種が連携しながら働いています。リハビリ病棟で働く主な職種とその平均年収は次のとおりです(令和4年時点)。

職種 平均賃金
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士 430.7万円
看護師 508.1万円
薬剤師 583.4万円
栄養士 379.1万円
医療ソーシャルワーカー 415.7万円
参照元:厚生労働省 職業情報提供サイトjobtag(https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/167
参照元:厚生労働省 職業情報提供サイトjobtag(https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/168
参照元:厚生労働省 職業情報提供サイトjobtag(https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/169
参照元:厚生労働省 職業情報提供サイトjobtag(https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/158
参照元:厚生労働省 職業情報提供サイトjobtag(https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/156
参照元:厚生労働省 職業情報提供サイトjobtag(https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/171
参照元:厚生労働省 職業情報提供サイトjobtag(https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/408

リハビリに関わる理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の平均年収は、同じ国家資格である看護師、薬剤師より低いといえます。

介護報酬改定とリハビリ病棟における賃上げの状況

令和6年度診療報酬改定に伴う賃上げ

令和6年度診療報酬改定で、医療従事者の賃上げに向けた対応が行われます。医療従事者の人材を確保するとともに物価高に対処するためです。令和6年度に+2.5%のベースアップ、令和7年度に+2.0%のベースアップを目指しています。具体的な取り組みとして、医療機関などの過去の実績をベースに、令和6年度診療報酬改定による対応と賃上げ税制の活用があげられています。令和6年度診療報酬改定の対応は次のとおりです。

概要 改定率
医療関係職種に対する特例的な上乗せ点数を創設 +0.61%
40歳未満の勤務医師、薬局の勤務薬剤師、事務職員などに対する賃上げ措置 +0.28%

「医療関係職種に対する特例的な上乗せ点数を創設」の対象には、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などが含まれています。初再診料、入院基本料などについて、賃上げの実施を踏まえた引き上げが行われる点も見逃せません。賃上げ税制は、給与などの支給額が+2.5%のときに、増加額の30%を税額控除する中小企業向けの措置です。リハビリ病棟を含む医療機関では賃上げが予定されています。

参照元:(pdf)厚生労働省(https://www.mhlw.go.jp/content/10200000/001210984.pdf

令和6年度介護報酬改定に伴う賃上げ

令和6年度介護報酬改定でも、賃上げに向けた取り組みが行われます。改定率は全体で+1.59%です。うち、0.98%を介護職員の処遇改善分として措置しています。介護職員以外の処遇改善は、残りの0.61%と賃上げ税制を活用して行います。

参照元:(pdf)厚生労働省(https://www.mhlw.go.jp/content/10808000/001193640.pdf

賃上げ以外にもリハビリ病棟の課題をチェックしよう!

理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の平均年収は、看護師、薬剤師より低いことがわかっています。同じリハビリ病棟で働いていても、平均年収は職種で異なるため注意が必要です。ただし、令和6年度診療報酬改定、介護報酬改定で、医療従事者や介護職員などの賃上げ向けた取り組みが行われます。この点は押さえておきたいポイントです。

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