リハビリ業務の効率化に向けてペーパーレス化を検討しているものの、「スタッフの反対や運用の変更が難しく、なかなか導入が進まない」と行き詰まっていませんか?本記事では、電子化を阻む主な原因と、それを乗り越えて導入するメリットを解説します。
リハビリ現場において、ペーパーレス化やシステムの導入が遅れる、あるいは途中で進まなくなってしまう主な原因を3つの視点から解説します。
現場のスタッフ、特に年配の職員やIT機器に不慣れな職員が、新しいシステムやタブレットの操作に対して強い苦手意識を持つことが、導入を拒む要因になりやすいのが現状です。全員が使いこなせるようになるまでの研修や、操作のレクチャーなど、教育コストの負担が重いことも課題として挙げられます。
長年紙でリハビリ計画書等を作成してきた現場では、既存のやり方がスムーズであると認識されがちです。新しい業務フローに変わること自体への心理的抵抗や、手書き特有の柔軟性から離れられない点も、電子化が進まない一因と考えられます。
専用システムやタブレット端末の購入費といった初期費用、ランニングコストがネックになるケースも少なくありません。また、患者や利用者の個人情報を扱うため、セキュリティやデータ漏洩に対する不安から、ネットワーク上での管理に慎重になる現場も多い傾向にあります。
タブレット等によるデジタル入力により、手書き記録の転記や二重入力の手間が省け、リハビリ計画書などの作成時間が大幅に短縮されることが期待できます。また、過去の書類を探す手間の削減、物理的な保管スペースの節約、書類の紛失リスクの軽減など、書類管理の面でも多くのメリットを得られます。
デジタル化により、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・医師・看護師・介護スタッフ間で、患者や利用者の状態をリアルタイムに共有できるようになります。他職種との連携がスムーズになることで情報伝達のロスが減り、より適切なリハビリの提供につながるため、結果としてサービスの質向上が期待できます。
リハビリ現場のペーパーレス化が進まない理由は操作への不安やコストなどが挙げられますが、導入による業務負担軽減や情報共有の恩恵は非常に大きいといえます。一気にすべてを変えるのではなく、現場が使いやすいシステムを選び、段階的に進めることが成功の鍵となります。まずは課題解決に向けた専門システムの導入を検討してみましょう。
※Googleで「リハビリ管理システム」と検索をして上位表示された電子カルテ・介護用システムを除く21社を調査し、無料デモンストレーション・導入事例・外部システムとの連携・サポート部門が公式HPに記載されている3社を紹介しています。(2021年12月1日時点)